大型ディスプレイが注目の的
こんにちは、片桐茂夫です。
自販機新聞という業界紙で
当社の大型ディスプレイ付自販機の写真が
一面トップ記事で一番上の特等席に掲載されました。
これは、先日、ビックサイト展示会に出展したときに
自販機新聞の取材を受け、
その時に撮影された写真です。
★ 記者の視点
初めは、私が自販機の横に立って
手のひらで自販機を示した
キメホーズを取っていたのですが、
記者から、大柄な人(本音はブサイクな男?)では、
大型ディスプレイが目立たない
と、やんわり断られ
小柄で一番若い女性説明員が
ご指名されてモデルになったという
いきさつがありました。
確かに、記事の写真を見ると
大型ディスプレイが
より大きく、引き立っています。
当社は、今回で3年連続の出展で
毎年、自販機新聞の取材を受けているので
記者の方とも、顔見知りになっています。
『こんにちは、今年もよろしく。今回の目玉は何ですか?』
こんな挨拶からはじまって、取材を受けます。
こちらは、ワンドリンク自販機を売り込みたいので
ここぞとばかりに、
一生懸命に説明をするのですが
どうしても、ワンドリンク自販機では
パッと見のインパクトに欠けるので
いざ、写真撮影となると
大型ディスプレイになってしまいます。
★ 『わかりやすい』が一番
それはともかく、
展示会後に、毎日、何件かの商談が続いていますが
一番の注目は、やはり
大型ディスプレイ付自販機です。
単純明快、大画面の迫力抜群
活用方法がイメージしやすい
などの理由であることは明らかで、
そう考えると、
『わかりやすい』
が最大のセールスポイントだと
つくづく思います。
★ 価格はとても重要
デジタルサイネージ自販機で最も有名なものは
2010年に富士電機が開発した「JX34」です。
都内のJR主要駅で良く見かけるので
アッあれね!!?
と思い浮かべる人は、多いと思います。
(富士電機技報 2012 vol.85 no.5から引用)
顔認証で、利用者の性別や年齢層を識別し
画面を直ちに切替えるとか、
タッチパネル方式とか、携帯電話との双方向通信とか
とにかく、様々な機能が盛りだくさんなのですが
販売できる商品の種類は、
最大34種類と、ごく普通です。
物珍しさで、初めは注目されたかもしれませんが
この自販機に人が集まっている光景は
一度も見たことが無いので
普通の自販機よりも格段に売れているとは
とても思えません。
そして、何と言っても最大の問題は、
自販機の価格が従来型の5倍ということです。
価格が5倍では、
よほどの場所で無い限り
採算が合わないはずです。
それに対して
今回、展示会に当社が出展した
大型ディスプレイ付自販機は
従来型自販機をそのまま使っているので
価格が従来並みです。
そうなると、いきなり、色々な人から
新たな活用方法の話がやってきます。
・ 店舗の広告塔として店先で使いたい
・ 東京オリンピック向けに、多種言語で道案内を表示したい
・ 新商品のCMを流して、商品無料サンプルを提供したい
・ イベント盛り上げの動画を流したい
などなど様々です。
つまり、価格が無関係だから
街中に溢れている自販機のどれでも、
大型ディスプレイ付自販機に、
気軽に置き換えることが可能になって
活用方法が、一気に広がるということです。
そういえば、世の中のヒット商品は
価格がそのままで
特別な機能が新しくついた、というケースが
とても多いと思います。
★ 技術開発の鉄則
技術を開発しても、
値段が高くなれば、なかなか売れません。
逆に、せっかく技術を開発しても
値段を安くするだけでは、
売る側は儲かりません。
技術を開発した結果
値段は据え置きで、
機能がアップすれば
売れるようになって
しかも、儲けも確保できます。
売る側も、買う側も
両方ハッピーという
唯一の条件です。
これが、技術開発の鉄則なのかもしれません。