500万台の新市場
こんにちは、片桐茂夫です。
500万台の新市場という自論を
ちょっと、堅苦しい話ですが
本日は、しっかり、説明します。
★ 500万台の新市場とは
現在、国内の自販機は、約500万台動いています。
それらの自販機は、それぞれ
飲料、食品、キップ、食券などを売ることが主目的ですが
その主目的以外には、ほとんど使われていません。
それって、もったいないよね!
主目的以外で、全然違う目的
しかも、もっともっと、役立つことに使いませんか?
という着眼点で
当社はさまざまな付加価値を提案しています。
言い換えれば、500万台は
主目的以外には、ほとんど使われていないので
別の目的に、付加価値を加えることができる台数は
正に、500万台あって
これが当社にとって、新市場だということです。
★ 自販機は社会インフラの素質十分
ひとことで、500万台と言いますが
これって、スゴイ数だと思いませんか?
コンビニの全国店舗数は54,399軒 (2015/3末)
公衆電話総数18.4万台 (情報通信白書・2015年版総務省)
郵便ポスト18.8万台 (日本郵政、平成21年)
これらと比べると、圧倒的な数だということがわかります。
日本の総人口は1億2700万人だから
25人に1台の割合で、自販機があると言う単純計算です。
この膨大な数であれば、社会インフラとしての素質は十分です。
さらに、自販機の特徴を挙げると
① 人が集まるところに設置されている
② 丈夫な構造物である
③ 飲料がたくさん、貯蔵されている
④ 自動で動く機械なので、人件費が掛からない
⑤ 日本製なので、故障が少ない
⑥ 人の背ほどの、同じ高さである
⑦ 自販機の上の空間が、大体、空いている
どれも、社会インフラとして、優れた特徴ばかりです。
★ 普及率はダントツ世界一
さらに、日本の普及状況は、スゴイ!
世界で普及台数が最も多い米国と比較すると
台数こそ
米国(645万台、平成25年末) v.s. 日本(500万台、平成27年末)
と及ばないものの
売上高では
米国(4.18兆円、平成25年末) v.s. 日本(4.88兆円、平成27年末)
と大きく上回っていて、
人口当たりを考えれば、日本はダントツの世界一です。
こんなにスゴイ自販機王国、ニッポンですが
残念ながら、社会の役に立っているという
実感はほとんどありません。
それどころか
こんなにたくさんの自販機は要らない
エネルギーのムダだから、すべて捨ててしまえ
という、極端な排斥論すら、時々耳にします。
★ 省エネ自販機の電気代は?
ちなみに、電気代を計算すると
最新の省エネ自販機の場合
電気代は月1,200円弱なので
わずか、60Wの白熱電球が1個分程度でしかありません。
だから、エネルギーのムダと、
決めつけるのは、ちょっと乱暴です。
参考までに、電気代の計算は、次の通り
年間消費電力量は540kWhなので
(http://panasonic.co.jp/ap/ecology/eco_h23-01.html参照)
月間消費電力量は、540÷12=45kWh
東京電力 従量電灯B 10A契約として
基本料金¥280.8 + 電力量料金45kWh×¥19.43 =¥1,155.15
実は、25年前の自販機は、年間3300kWhも消費していました。
最新技術では、540kWhなので、実に、6分の1になっています。
日本の省エネ技術は、素晴らしいの一言です。
★ 社会に役立つ機能を、たくさん盛り込もう
例えば、道案内の情報を発信したり
防犯カメラで、犯罪やテロを防止したり
緊急地震速報を流したり
ボランティア活動や健康増進活動を手助けしたり
広報活動を行ったり
災害用の備蓄水として利用したり
WiFiが使えたり
施設利用者を集客したり
リピーターを増やしたり
スマホ会員を短期間で獲得したり
イベントを盛り上げたり
ほんの、ちょっとしたアイディアを加えるだけで
単に、飲料やキップを売るだけの自販機が
もっと、もっと、社会に役立つようになって
必要不可欠な社会インフラになるのです。
これが、当社が目指すゴールです。
南海ラジオ まっすんのこれかラジオ 生出演電話インタビュー
ラジオ局制作・公開の、正式版の音声です。
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