勝ち組と負け組
こんにちは、片桐茂夫です。
負けるよりは、勝った方が、断然、気分が良いので、
勝負事をするときは、できるだけ勝ちたいと、頑張ります。
スポーツ競技を見る時も、自国の選手や
地域のチームを応援しますが
Liveで応援して、負けると悔しいので
最近では、Liveでは見ずに
ひいきのチームや選手が勝った時だけ
録画を見るようになりました。
★ 負け組の典型
勝つか負けるかは、確率的にはフィフティ・フィフティですが
どうしても、強い選手やチームに、勝ち星が集中します。
大相撲を見れば、よくわかりますが
いわゆる一握りの勝ち組、つまり、横綱は、その他多数の力士から
勝ち星を稼ぎまくり、いつでも、大勝ちします。
その他多数の力士は、いつも大負けするのではなく
勝ち越したり、負け越したり、
たまには、大勝ちすることも、大負けすることもありますが
長期間にわたって平均すれば、ちょっとだけ負け越していて
それで帳尻が合うハズです。
そして、最大の特徴は
その他多数の力士は、勝ち越すことがしばしばあるので
自分が負け組だと、気づいていないのでは、ということです。
ビジネスにおいても、同じことが言えます。
ある専門家によると、ビジネスにおける勝ち組はせいぜい0.5%で
残りの99.5%は負け組だそうです。
株式投資家の例が、よく引き合いに出されますが
多くの人が買う時に、勝ち組は売り
多くの人が売る時に、勝ち組は買う、とのことです。
私は、株式投資はやらないので、よくわかりませんが
多くの人は、勝ったり負けたりして、
負け組にいることに、気づいていないのでは、と想像します。
★ 大正時代のアパート
ちょっと話題が変わります。
実は、会社の敷地内に
小さなボロアパートが建っていて
ちょっとした悩みのタネになっています。
大正時代に建てているので、カレコレ築100年になりますが、
昔の建物らしく、しっかりした太い柱がとても頑丈で
構造的には、まだまだ、長持ちしそうです。
関東大震災に耐え、東京大空襲も乗り越えてきた強者ですが
悩みも多々あって
雨漏りはするは、床は傾くは、ネズミは走り回るはで
苦情があると修繕するので、管理が大変です。
ところが、家賃がとても安いため
いつも満室で、多少経費は掛かっても
経営的には、何の問題もありません。
今後、格差社会がさらに広がることを考えると
むしろ、ニーズは高まる一方かと思います。
以前、このアパートを建替えてはと考えて
ハウスメーカを何社か呼んで
アパート新築検討を依頼したことがあります。
★ 99.5%に気づく時
どのメーカーも、どのメーカーも積極的で
構造、設備、機能を競ってアピールし
超デラックスで快適で最高級のアパートを提案してきます。
初めは、興味深く、熱心に聞き入りましたが
3社目、4社目になると、さすがに飽きてきて
そのうち、みんな同じに見えてきて
何でみなさん、同じような提案をするのだろうか? ? ?
と素朴な疑問が湧いてきて
結局、アパート新築を断念し、現状維持を決めました。
どの会社も、同じような提案をするということは
多くの人は、そのいずれかの提案を採用するはずです。
つまり、99.5%の人が、そうするのだと、ハッと気づきました。
確かに、新築物件であれば
満室になるのは間違いないので、良い気分がしばらく続きます。
しかし、10年後、30年後、50年後、100年後はどうなるのでしょうか?
徐々に老朽化は進み、技術が進歩に伴い設備が陳腐化して、
空室が増え、賃料を下げ、改修工事も必要となってきます。
こんなハズではなかったと、ハウスメーカにボヤいてみても
知らん顔されるか、下手をすると建て直しを提案されるのがオチです。
そのうえ、イマドキの建築は長持ちするので、建替える決心もしづらいので
もし、最高級の客層をターゲットとすることに、こだわり続ければ
お金ばかりが掛かってしまうというパタンです。
そう考えれば、100年経過した大正時代のアパートが、
今でも満室状態が続いているのだから、
今の状態が、勝ち組なのではないか、ということです。
よくわかりませんが・・・
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◎ 万歩計自販機を特許出願しました
特願2016-207788 自動販売機及び健康増進支援システム
◎ ドリパ自販機の取材記事が日経産業新聞に掲載されました
http://www.jms80.co.jp/news/?p=1#1477356334-371266
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